特殊なケース
Q.





  私の両親は、長男の兄と同居しています。両親とも80歳近くで、最近病気がちです。父は次男で本家でない為、
自分たちの墓や仏壇のことを気に掛けています。墓地は購入済とのことで、今回、仏壇を購入(兄の名義で)し、
入仏式(正式名称か不明)をするので出席するように連絡がありました。お葬式を生きているうちに行う生前葬は
聞いたことがありますが、本人が生きているうちに仏壇を購入、入仏式を行って良いものなのでしょうか? 又、
出席する場合、お供えを持っていくべきものなのでしょうか?世間一般では聞いたことがないので、どう対処して
良いか分かりません。助言をお願いいたします。
A.











  全く心配する事はございません。世間一般にお仏壇が死者の家のような捉え方をしますが、本当は間違いです。
「仏」とはご本尊である、例えば 「阿弥陀仏」のことを指します。まず、このことを頭に入れておいて下さい。次に、
ご本尊は生きている私達を導いてくれる仏さまです。佛飯(ご飯)をお供えする場合も日頃忘れがちな食に対する
「感謝」の心を養う事が目的です。そういう日常生活を送りながら命終われば御本尊さまの世界に生まれてゆく
安心感があります。お仏壇が無ければ死後の世界は不安と恐怖の世界でありましょう。
 そういうわけで、むしろ死んでからお仏壇を購入するのでは遅すぎると言う事です。人の世は無常であります。
お年寄りから順番に亡くなっていく訳でもありません。せっかく人間として生まれたからには仏さまに出会い、仏法
に耳を傾けることが本当の幸せです。
 「入仏式」はこのような気持ちで、ご本尊さまをお迎えして下さい。ご本尊がご先祖を導いてくれるのです。お礼を
申しましょう。「お供え」はお祝いの印として持っていかれたら宜しいです。ご先祖にお供えするのでなく、ご本尊
さまに感謝の気持ちでお供えして下さい。そのほうが、ご先祖の皆さんも喜ばれるはずです。 「ご先祖のおかげ」
よりも「ご本尊のおかげ」と言えるように日頃から努力してみる事が大切です。

Q.

  人から譲り受けた仏壇は、使用してもよいのでしょうか?また、仏壇に入りきらない供物やお花は、床にそのまま
置いてもかまわないのでしょうか?お教えください。
 
A.







  お仏壇はみほとけ(ご本尊様)を中心に、ご先祖様もおまつりして、お参りされる場です。譲り受けられたお仏壇で
あっても、ご安置されておまいりされるお心がおこったときには、何もお差支えはございませんと存じます。日々の
お参りはおのずとお心の支えとなりますと存じます。
香・華・灯は、みほとけの広大なお力と慈悲を称えるものです。お花立にはお花を、香炉には香または線香を、
灯は蝋燭立に蝋燭を、お荘り(かざり)されるとよろしいです。入りきれないないときは、お仏壇の前の床に板などを
敷かれて置かれるとよろしいと存じます。
なお、灯(ローソク)は火災の原因になることがございます。お参りされました後は必ずしっかりと消火なさって頂き
たいです。
 

Q.
  父が、入院中で、親戚のお葬式に出席してもよいか、香典を書留で送っても良いでしょうか?
 
A.
  出席しても問題ありません。また、香典を書留で送られても大丈夫です。  

Q.




  来月我が家で夫の祖母の十三回忌と母の七回忌を一緒に行うこととなりました。いつもでしたら、4000円ほどの
乾物と2000円ほどのお菓子、三合もちとお供えの果物を引き出物としてお持ち帰りいただくのですが、二人分の
法要のときはどうしたら良いのでしょうか?
また、お寺様へのお礼はいつもは3万円ですが、今回はいくら包めばよいのでしょうか?
お手数ですが、教えてください。
 
A.
  お寺様へのお礼などは、地域の慣習などがあります。「いつもの」お寺様にお勤めをお願いされるのであれば、
余計にご遠慮なくお尋ねになられるのが宜しいかと存じます。
 

Q.
  法事とお仏壇入仏式を同時にむかえる時のご住職への包みは?
 
A.
  お仏壇入仏式は、「水引」のかかっていない白折封筒(奉書)に「上」と書き、別にお渡しされることもあるようです。
 

Q.
  実家を見る人がいなくなった時、実家のお仏壇やお位 牌を嫁ぎ先へもっていってよいか?
 
A.
  多くは嫁ぎ先のご家族の方のご理解のもとにご安置されておられるようです。  

Q.
  お位牌を二基作っても良いか?(兄弟がそれぞれ両親のお位 牌をつくっても良いか?)
 
A.

  一般的にはよろしいですが、地域性などのことがありますのでおまいりされるご住職様にご相談されてはいかが
でしょうか。