お仏壇:お仏壇の大きさ
   お仏壇の大きさは、いろいろですが、大型、中型、小型と分ければ、大体次のような大きさとみてよいでしょう。なお、お仏壇の寸法の基準は、関東は高さで、関西は前幅寸法となっています。
  • 大型−−高さは一三五センチ(約四尺五寸)から一八〇センチぐらい。横幅は八〇センチから一五〇センチぐらい。引出しや引戸のついた台がついています。
  • 中型−−高さ九九センチ(三尺)から一二〇センチぐらい。横幅は八〇センチぐらい。このお仏壇は、押入れの半分上のところに安置するか、畳の上には台をして安置いたします。
  • 小型−−高さは四〇センチから八五センチまで、横幅は四六センチ(一尺四寸)ほど。この仏壇は、居間の棚とか、茶ダンスの上に安置できます。しかし、法事やお盆、お彼岸のときは、低いテーブルの上にでも移して、お参りいたします。
 
お仏壇:お仏壇の価格
 

 お仏壇は、ほとんど手作りであるということと、材質にも種類が多いため、価格には非常に開きがあります。しかし、今日の時価からいえば、特に小型のものでないかぎり、四、五十万円から百万円というあたりが普通品とみなしてよいでしょう。
 実際に、一番よく売れているのが、三十万円以上から五、六十万円のものだといわれていおります。昔は、家の建築費の一割ぐらいを、お仏壇購入に当てるべきだといわれたり、まずお仏壇を購入してそれにあった仏間を建てたともいわれましたが、今日の家屋建築の費用からみて、一割というのは無理でしょう。それよりも、若い人の感覚に合うよう設計された家屋に、どんなお仏壇ならマッチするかを考えて選ぶのがよいと思われます。
 なお、値引きが常識ともいわれていますが、品質のわるいお仏壇には”一生もの”として満足できないでしょうから、その点を考えなければなりません。
 お仏壇を購入する場合、関西(真宗系)の金仏壇は「・・・・・・代」。たとえば「五十代」とか「百代」とかいって、お仏壇の大きさを指定したりしますが、これは、奉安するご本尊(お掛軸)の寸法をいっております。お掛軸の寸法をいっております。
 お仏壇の価格について、もう少しくわしく説明いたしますと、まず金箔押しの塗仏壇−−金仏壇ですが、これは、上置の比較的小型のものなら、安いものは四十五万円から五十万円程度でもあります。しかし、塗り仏壇は大体中型以上のものが普通のサイズということです。この程度なら、やはり百五十万円以上の価格とみなければなりません。塗り仏壇は、塗りの回数によっても価格は大きく変わってまいります。またお仏壇は、手づくりの精緻な細工のものですから、その細工によっては大きさにかかわりなく、価格には随分と開きができます。
 こういう点からして、お仏壇の標準価格は出しにくいものです。金仏壇で五十万円程度のものもありますが、手づくり、伝統的手法によって出来上がった仏壇は少なくとも二百万円以上です。
 次に唐木銘木仏壇は、材質と大きさによって、価格はいろいろありますが、上置きようには金仏壇もあり一万五、六千円ぐらいからあります。しかし、材質が紫檀、黒檀といった上質のものになりますと、五十万円以上が普通です。台付のものは二十万円以上となります。極上の技術の枠をこらした高級品は七、八百万円を超えるものもあります。
 近来、唐木仏壇の技術は特に進み大型化し宮殿入で三方開き等、特殊なものが製作されるようになりました。また、二十年ぐらい前に発表された新型仏壇と呼ばれる仏壇が定着しつつあります。価格は五万円以上とみてよいでしょう。もちろん五十万円、百万円代と各種の新型のものが製作されています。
 また、仏壇の中には国(通産省)から「伝統的工芸品」に指定されたものもあります。これは、全国に十五ヶ所指定された産地があり、そこで工芸品を製造する職人さんが、国から認められた方法で検査を行ない、それに合格した製品のことで、製品には「伝統証紙」が貼られています。
 全国の指定品目(産地)は次の通りです。(指定順)
 彦根、川辺、飯山、京都、金沢、名古屋、三河、八女福島、広島、七尾、山形、新潟・白根、三条、長岡、大阪。京都は、京仏具と京仏壇の二品目が指定を受けています。

 
お仏壇:お仏壇を求める時期
   お仏壇をなんでもない、時に購入すると、不幸が起きるなどといわれたりしますが、そんなことはありません。
 心の帰依所であるお仏壇を、家庭の中にお迎えしようと思い立った時こそ、人生の転機といってもよいわけです。葬式や法要をつとめる機会に購入する人は多いのですが、できれば一日でも早く求めたいものです 。
 要は、お仏壇を持つことで、仏さまを拝む生活が始まるのですから、安置しようと思い立った日が”最良の日”といえます。