日常仏教用語
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  • 愛別離苦(あいべつりく)
    会った者は、いつかは必ず別れなければならない時が来る。その別れの苦悩のこと。四苦八苦というときの八苦の一つ。
  • 阿修羅(あしゅら)
    大海の底に一大王国をもち、きわめて好戦的で勇猛な鬼神。単に修羅ともいう。
  • 阿羅漢(あらかん)
    小乗仏教では、最高の悟(さとり)に到達した者を意味している。修行者の最高の段階である。
  • 悪人正機(あくにんしょうき)
    悪人こそが、阿弥陀仏の救済の第一の対象となっているということ。
    真宗で云う、悪人とは犯罪を犯した人という意味でなく梵惱から抜け出せない自分に気づいた人のこと。
  • 行脚(あんぎゃ)
    僧侶が修行のために、善き師を求めて諸国、諸地方を回って歩くこと。
  • 安居(あんご)
    初期仏教のインドでは夏の雨期の約三ヶ月は小虫をふみ殺さないよう、僧侶が一ヶ所に定住し修行したという。日本では奈良時代に始まり、現代は宗派により異るが期間を定め行われている。夏のを夏安居(げあんご)と言う。
  • 安心(あんじん)
    仏の教えにより、不動の心の平安を得ること。浄土教では、阿弥陀如来の本願を疑わず、極楽に往生できると信ずる心。
 
 
  • 一乗(いちじょう)
    「乗」とは、のりもののことで、大乗仏教の唯一究極の理のこと。
  • 一期一会(いちごいちえ)
    一期とは、一生涯のこと。今日のめぐりあわせは、生涯ただ一度だけのこととなるとの意味。
  • 一刹那(いっせつな)
    きわめて短い時間のこと。一瞬のことと思えばよい。
  • 一箇半箇(いっこはんこ)
    中国の故事から出た禅宗のことば。
    弟子を1人でも半人でも教えをきびしく伝えたいという師の心を表わす 。
  • 一即一切(いっそくいっさい)
    一がそのまま全体であり、全体の中に個があると共に、個の中に全体が含まれているという考え。
  • 一念三千(いちねんさんぜん)
    法草経に説かれている、天台宗・日蓮宗のことば。凡夫の迷いの思いの中にも三千の現象がそなわっている。
  • 因果応報(いんがおうほう)
    ある原因によって、それにふさわしい結果が報われるということ。簡単にいえば、善因善果・悪因悪果である。果はまた因を生み、次の果をみちびいていく。
  • 因縁(いんねん)
    ある結果を生む直接の原因が因で、その因から結果に至らしめる間接原因が縁。あらゆるものは因縁で生ずると仏教は説く。
  • 一蓮托生(いちれんたくしょう)
    極楽浄土の蓮の花の上に、共に生まれ出たいと一心に願うこと。この意味が転化して、普通、運命を共にするという意味にも使われている。
 
 
  • 有為転変(ういてんぺん)
    有為は因縁によってつくられた現象、存在であり、それが次々と変化していくこと。
  • 浮世(うきよ)
    憂世とも書く。憂いと苦悩にみちた世の中、定めのない現世をいう。
  • 有象無象(うぞうむぞう)
    有形のものと無形のもの、すなわち一切のものをいう。
  • 有頂天(うちょうてん)
    天上界の九つの天のうち、最も高い天の名。得意の絶頂にあることをもいう。
  • 優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)
    仏教の男の在家信者が、うばそく。女性の在家信者がうばい。
  • 雲水(うんすい)
    「行雲流水」の略した言葉。雲のように、水のように天下いたる所を住み家として行脚する修行僧。
 
 
  • 回向(えこう)
    自分の善行、功徳でもって、他人によい結果の生ずることを願うこと。仏事を営み、死者の成仏を願うこと。
    真宗では仏事を追善回向としない。真宗で云う回向とは仏が現世に生きる人に救いをさし向けること。
  • 衣鉢(えはつ)
    袈裟(けさ)と鉢が僧侶の生活の要具。師匠が跡を継ぐ弟子にこれを伝授する。
  • 回心(えしん)
    信仰心のなかった今までの心をひるがえして、正しい信仰に入ること。
  • 縁覚(えんがく)
    自分ひとりの力で覚った人。
  • 縁起(えんぎ)
    因縁生起のこと。ものごとの成立するさま。
  • 閻浮提(えんぶだい)
    仏教で説く世界の、中央にそびえる須弥山の南にある大陸。人間世界を意味するようになった。
 
 
  • 往生(おうじょう)
    浄土へ往って、仏の世界に生まれること。普通、死ぬことの意味にも用いられている。
  • 応病与薬(おうびょうよやく)
    釈迦は、医者が病人に薬を与えるように、人の悩みに応じて教えを説かれた。その対機説法の意味である。
  • 送り火(おくりび)
    お盆には、門に苧殻(おがら)を焚いて霊を送る。これが送り火である。